夢で会えるよ
悟空は残っていた理性で「森のど真ん中で抱きつぶすわけにはいかない」と踏みとどまる。辺りを見渡すと、ちょうど小さな小屋があることに気が付いた。快感に震え動けなくなったベジータを横抱きにして建物へ入るとベッドと暖炉と少しの家具が置かれているだけの簡素な場所だったが、これから行うことを考えれば充分だった。
悟空がベッドの上でベジータからもはや意味のない下着を剥ぎ取ってやり四つん這いにさせると、丸見えになっている後孔を自ら指で拡げていた。そこは期待しているようにヒクヒクと疼いており、悟空の怒張を待ち侘びている。服を脱ぎ捨てた悟空の勃起した凶悪とも呼べるほどの陰茎がベジータの視界に入り、うっとりとした表情でそれを見つめていた。
「ぁ……はやく、ちんぽ♡おっきぃちんぽ♡はやく、ここにいれて、ぇ……♡」
「ああ、分かってるって」
亀頭をぐりぐりと押し付けると媚びるように吸い付いて来て、飲み込まれそうになる。全身が性感帯になってしまった小柄な男は先端を入れただけで甘イキしており、震えるペニスはとろとろと滴っていた。
「これだけでそんなになってちゃ駄目だろ、このあと耐えられねえぞ?」
「そんな、ことっ言われたって、ぇ♡あ♡ナカ、きゅんきゅんして、止まんない、ぃ♡」
とちゅっ♡とちゅっ♡と浅い部分を緩く突いてやれば、その動きに合わせて腰を振っている。
そう言えば、と気が付き悟空は動きを止めた。すると抗議するようにベジータが肩越しにこちらを見つめてくる。
「なあ、名前呼んでくれよ。オラの名前、カカロットって言うんだ」
唯一この名を呼んでくれる愛しい人を思い浮かべる。地球での名前ではなく、こちらの名前で呼ばれたかった。
「カカロット……?」
「ああ。ここまでやっておいて今更だけどさ、おめえも名前知らない奴に好きにされんのは嫌だろ?」
「ん……カカロット、……かかろっ、と」
聞き慣れない名前だからか、たどたどしい口調で復唱している。甘えるような声で名前を呼ばれ、挿入されたままの屹立が質量を増した。
「ッあ♡カカロットのちんぽ、さっきよりおっきくなったぁ……♡」
きゅう、と種を絞ろうとする媚肉が締め付けてくる。そのまま押し入れるとS字結腸までたどり着き、ちんぽを強請る淫穴がすべて咥え込んだ。
最奥を目掛けてどちゅどちゅとピストンすると、その度にベジータのとろとろの先端からはぴゅっ♡ぴゅっ♡と欲が吐き出されトコロテンを繰り返している。
「はッあぁ、ンんッ、かかろっとのカリ高ちんぽ♡ちんぽ気持ち、いぃ♡ぁっ、奥まできて、ひぅっ♡ずぷずぷされるのぉ、好きっ好きぃ♡」
「ん、ベジータが大好きなオラのちんぽ、いっぱい、びゅーってしてやるからな」
奥を突けば、きゅん♡と締まるナカがたまらない。腰を強く抱えなおし引き寄せると、勢いよく挿入されちんぽを迎えた後孔はヒクヒクと痙攣しながら悦んでいる。
「んン、うぁッあんっ、あぁああッんん♡うう、だめっダメッ♡も、むりぃ♡」
喘ぎながら善がる姿には全く説得力が無い。猥らに腰を振りながら悟空の屹立から精子を絞ろうと締め付けている。
「ほら、ダメじゃねえだろ? 」
そろそろ限界が近い。雄を刺激してくる腰使いに翻弄されながら深く覆いかぶさり、ぐりぐりと腰を打ち付ける。部屋中に嬌声が響き渡り、愛おしさに首筋にキスを落とした。
「あっあぁあ♡あ、ぁん♡ちんぽすご、い♡奥までいっぱい、で、あっあんっいく、いっちゃ、ぅッああぁっあんっあ、あッッ♡♡~~~ッ!!♡♡」
本気交尾に種付けが止まらず、濃厚な精子を擦り付けるように吐精した。ベジータもずっとイっており、腰ががくがくと揺れている。その様子に吐き出したばかりの陰茎が硬度を取り戻し、自分もベジータも様子がおかしいことにやっと気が付いた。
そもそもここはどこで、目の前で自分にハメられて善がっている男は誰で、何故こんなにも欲情してしまうのか。
何も分からない。分からないが、それでも悟空は“ベジータ”を抱きつぶしたくてたまらなかった。
全部、どうでもよくなってきた。
悟空は挿入したままベジータの体をひっくり返すと、ずぽずぽと前立腺を突いた。大好きな気持ちいい場所を大好きなちんぽで刺激されて淫穴で怒張を咥えたまま潮を吹きながらアクメしている。
抽挿を続けながらピンク色のぷっくりエロ乳首をぎゅっと摘まむと「ひあん♡」と声をあげメスイキしていた。
「乳首でイくの、かわいいな。乳首弄られながらオラのちんぽ突っ込まれて、そんなに嬉しいのか?」
「うれし、ぃ♡ちんぽ好き、カカロットのちんぽ気持ちよすぎて、ぇ♡ここ、ずっとヒクヒクしてイくの止まんな、いぃッ♡かかろっとのちんぽ♡もっと欲しい、奥に、ちんぽいっぱい欲しぃ……ッッ♡」
いいよ、と小声で答えると、それだけてナカがきゅうと締まる。ちんぽに媚びる淫穴を犯しつくしてやりたい衝動とあまり酷くは扱いたくない気持ちがぶつかってしまうが、結局は腰が止まらないのが答えだ。
前立腺をノックするのを止め、再び奥を目掛けて深く挿入する。猥らに吸い付いてくる柔らかい肉壁を押し広げ、ピストンを続けた。どちゅっどちゅっと激しく貫く様に動けばベジータは甘い声を上げ、がっしりとホールドするように抱き着いて来た。その衝撃でぐぽっと奥を突いてしまう。
「あ、ッ♡ちんぽ奥に来たぁ♡奥すき、好きっきもちぃ♡ぁ、あんッ♡いっぱい、いっぱい突いて♡いっぱい奥にきて、ぇ♡」
「ああ、オラも、ッまた出そう、だ」
「はやく、ぅッ♡精子、奥に出して♡せーし欲しい♡ちんぽ♡いっぱいちょーだぃ♡」
ごちゅ、と容赦なく奥を貫く。雄を叩きこむように奥に先端を擦り付けながら射精する。
「あ、あ゛♡あつ、いッ♡精子きてる♡ひッぅ、う、あ、あぁー……ッッ♡」
ベジータがイっているのを見て、やはりナカの陰茎は硬くなっていることに気が付く。それをおかしいと分かっているのに止まらない。悟空は体を起こすと痙攣している体を繋がったまま抱き寄せ、膝の上に乗せるとビンビンに勃起している乳首と乳輪をぱくりと口に含んでねっとりと舐め回した。
「やッぁあッあん♡だめ、おっぱいダメぇ♡あ、あんッ♡あ、ぅっ、今イってるか、らぁ、ぁ♡」
「今だけじゃなくて、ずっとイってるだろ?」
ピンと勃起した乳首は舌先で転がし、膨れた乳輪は下から突起を突き上げるように舐め回す。ベジータはこうされるのが好きだったよな、と思い出しながら始めた行為だがどうやら当たっていたようで、もう片方の胸に手を這わせ自分でコリコリ♡と弄っていた。
「んっ、ン♡そっちだけじゃなくて、ぇ♡こっちも舐めてぇ……♡」
同じ快感を得たいのか、必死に卑猥なぷっくり乳首をシコシコと擦っている。その要望には応えず口に含んだ方だけを舌で転がしながら、ゆるゆると下からちんぽで突き上げてやる。
「あ、ぁんッ♡おっぱい舐められながら、ぁっ♡ちんぽで突かれるのきもちい♡ちんぽ好き♡カカロットのちんぽ大好きぃ……♡」
とちゅっ♡とちゅっ♡と突き上げる動きに合わせて、乳首は弄ったままのベジータの腰が揺れている。もどかしそうにしているビンビンのエロ乳首が可哀想になってきて、ちゅぽんっ♡と吸い付いていたおっぱいから口を離すと求められていた方へキスをした。舌でつんっと突くだけでベジータはぴゅっ♡と潮を吹いており、それを見た悟空は夢中になって突起を吸う。
「やぁっあぁあッッ♡あん♡おっぱい吸われるのも、ぉ♡乳首舐められるのも♡きもちいぃ♡ちんぽも好き♡ぁ、あんッ♡カカロットがしてくれるの、ぜんぶ好き♡カカロットとの本気交尾すき♡はやく種付けしてぇ♡」
――好き。その言葉を何度欲したことか。
よく知るベジータという男は、体を繋げることはあっても好きとは言ってくれたことがなかった。長い間この関係を続けていてくれるのだからこちらのことを嫌いなわけではないだろうが、やはり一度ぐらい好きだと言って欲しかった。
目の前のベジータはうわ言のように好き♡好き♡と繰り返している。彼が好きなのはカカロットではなくカカロットのちんぽと快感なのだろうが、それでも好きな男とよく似た相手に好きだと言われるのは嬉しい。
そんなことを考えながら下から突き上げていると、ベジータはあっという間に仰け反りながらアクメしていた。悟空も一気に突いて精子を注ぎ込む。
ベジータは種付けされた直後で震えながらこちらを見上げてきて、ちゅっちゅと啄むようなキスをしたきた。それに応えてやると、消えそうな程に小さな声で「好き」と言われた気がした。
その瞬間、目の前に光が広がり先程まで腕の中にあったはずのぬくもりも、においも、全て無くなっていた。消えていく世界に一人残された悟空は、ゆっくりと目を閉じる。
もう、夢から覚める時間だ。