がちゃがちゃ

夢で会えるよ

 食堂から出た悟空はベジータの気を探る。てっきりもう修行の為に外へ向かったかと思ったが、また建物内にいるようだった。方角からして寝室にいるらしい。走って向かうことすら我慢できず、額に指を当てて瞬時に目的の場所へ移動する。

 瞬間移動で寝室へ戻ると、ベジータはベッドの上で瞑想をしていた。
「ベジータ、ここにいたんだな」
 悟空が声をかけても一瞬だけ目を開けてこちらの姿を確認するのみで、返事はない。ベジータの隣に座ったところでやっと「なんだ」と返ってきた。
「もう外かと思った。なんでここにいるんだ?」
「……ウイスが、貴様も後から寝室に戻って来るから呼びに来るまでここにいろ、と。何かは知らんが、細工した結果がどうのこうのと言っていた」
 悟空は「そっかぁ」と返し、隣の同胞をじっと見つめる。今朝はあんなに乱れていたのに、今はしっかりと服を着ており首から上以外の露出は無い。夢の中の姿との対比が凄まじく、混乱してしまいそうだ。

「ウイスは、いつ来ると言っていた?」
「さあ、オラは何も聞いてねえんだ。ただベジータと話して来いってだけ言われて……」
「話だと?オレは貴様と話すことなどない」
 瞑想を続けるベジータの肩を掴み無理やり体をこちらへと向けさせる。すると非難の声を向けられたが関係ない。今目の前にいる同胞が、何を考えているのか知りたかった。
「話したくなかったら何も言わなくていいから、さ。今ベジータがオラにどうしてほしいか教えてくれよ」
 ウイスは、ベジータの悩みは悟空そのものだと言った。それは悟空にしてもらいたいことがあるのか、または消えてほしいという意味なのかは分からない。ただ、夢の中の様子だとそう悪いことではないはずだ。それに、悟空の予想が正しければ――――。

「なあベジータ、オラのこと好きか?」
「……なんだって?」
 言えば、途端にベジータの顔が険しくなる。眉間のしわが深くなり、悟空は慌てて顔の前で両手をぶんぶんと振ってみせた。
「い、いや!こういうの聞くとおめえは嫌がるって分かってるけど、でも、オラの夢と関係してる気がして……」
「貴様の見た夢など知るか!どうせ前に話していた下品でくだらん夢のことだろう。そんなもの、オレにはなにも関係ないッ!」
「じゃあ、今朝のはなんだったんだよ」
 悟空の言葉にベジータは言葉を詰まらせる。ぐ、と息を呑み視線を逸らしてしまった。
「前にも言ったけど、オラはベジータのこと好きだ。ベジータから同じ言葉は無くてもいいと思ってた。だけど、もしかしたらって思ったら、もう止まんなくて……」
「――――黙れッ!!」
 胸元を強く引っ張られたかと思うと、目の前いっぱいに想い焦がれている男の顔が広がっていた。そのままキスをしていると気が付いた時には、にゅるりと舌が割り入ってきており夢中になって同じものを絡ませる。
「ン、んッ!ふぁ、ッ……誰が、貴様なんかを、好きなもの、か!ぅ、貴様がオレを、オレなんかを……好きなはずは……!」
 言い終える前に深くなったキスのせいで徐々に声が消えていく。最後の方は悟空には届かず、ベジータは橙色の道着をぎゅっと掴んでいた。
 悟空の顔を見上げながら、ベジータは掴んでいた道着を脱がしていく。悟空が止めようとしても聞かず、はっ♡はっ♡と息を荒げたまま自分の服にも手をかけていった。
「くそ、貴様とこんな関係になってからずっと変だ、オレがオレじゃなくなっていく……。だから、オレの気が済むまで責任取れ……カカロット……ッ♡」
 
 互いに裸になるとベジータは悟空の大きな手を掴んで自分の胸元へと導いた。指先が少し生乳首を擦れただけで「んっ♡」と甘い声を出している。
「ほら、ここが好きなんだろ?好きに弄れ♡オレも貴様に触られるのは、嫌いじゃない……♡」
 素直じゃない言葉に悟空は我慢できず、言われた通り豊満な胸筋を下から押し上げるように揉んだ。反応しかけていた突起はぴんっ♡と勃起し、誘うように膨れているぷっくり乳首に吸い付く。やはり気のせいではなく以前よりもベジータの乳輪も乳首も大きくなってきている気がして、悟空はそれを甘噛みしながら舌で入念に転がした。
「あぁッ♡ひ、ぅッあん、うぁッああァ♡」
「ベジータがこんなになっちゃったの、全部オラのせいなんだよな。きもちいとこ、全部触ってやるから。おっぱい、きもちいか?」
「ばか、が、ぁッ♡あっあぅ、ひッぁン!♡」
 吸っていない方をきゅむっ♡と強く摘まむと腰を跳ねさせていた。指先で先端をすりすり♡と擦りながら弾いて引っ掻いてやる。それだけでベジータの腰は砕け、ぴゅるっ♡と欲を吐き出しアクメしていた。
「うぅ、おっぱい、きもちぃッ♡コリコリってして舐められると、も、ダメぇ♡や、あア……ッッ♡」
 胸元から顔を離した悟空は、蕩けているベジータの頬にキスをしてからゆっくりとシーツの上へと押し倒す。するとベジータから大きく脚を開くと我慢できないと言うかのように、くぱくぱ♡とひくついている淫穴を見せつけてきた。
 悟空は誘われるがまま指をそこに入れ入口を解そうとしたが、ベジータが小さく首を振る。
「指じゃなくて、ちんぽ欲しい♡今朝もヤってるから、すぐ入る……♡」
「でも、いきなりは苦しいだろ?」
「いいから♡はやく、はやくちんぽ入れろ……♡」
 待ちわびている二つの瞳に捕まってしまい、頷くほかない。悟空が今朝も味わった場所へペニスを押し込む様に腰を打ち付け挿入しただけでペジータの中心はとろとろになり、ぴゅっ♡ぴゅっ♡と甘イキしていた。更に揺れる腰を掴んで激しく突くと大きく仰け反りながら震えてトコロテンしている。その度にナカはきゅう♡と締め付けられ、悟空は堪らずどくどくと種を流し込んでいた。
「あつぃ、ッう、ぅあ……ぁあッ♡」
 ぴくんっと跳ねたベジータに覆いかぶさり、指を絡ませるように手を握る。
「……、べじーた。おら、まだ……」
「ぁ、オレも足りない♡もっと奥、突いて、ぇ♡」
 再び硬くなったものが媚肉を押し拡げていく。どちゅんっ♡と深く突くと奥でペニスがキスをしている様に吸い付いて離れない。手を強く握ったまま腰を打ち付けると、下で喘ぎながらメスイキを繰り返していた。
「んンっ、ふ、ぁあっ♡あ、あぁッん♡ナカすご、ぃ、きもちい♡ちんぽで擦られるの、好き♡あ、あんっ♡ちんぽ気持ちぃ、かかろっとのちんぽ……ッ♡」
「ああ、だめだ、オラまた、ッ――!」
 猥らに腰を振っては雄を誘う様に中で締め付けてくる姿に悟空は再び種付けしてしまう。びゅるるっ♡と奥に注がれる度に同胞の目は夢を見ているかの様に遠くを見ていて、悟空は首筋を強く吸った。普段なら跡を残すようなことは嫌がるのに、今日は何も反応を示さないどころか息を乱している。それに気をよくした悟空が唇を重ねると、ベジータが足をまわして腰にしがみついて来た。
「――〜〜……っ゛♡♡ん、ンッ♡かかろっと、ぉ」
「べじーたぁ、キスでイってるの可愛いな」
「あ、ひぅ、ッ♡だって、ぇ……ッ♡」
 ちゅう、と夢中になって口を吸ってくることなんて今までなかった。これも夢の影響なのか聞きたかったがそれどころではなくナカの萎えていたペニスが張り詰めているのを感じた悟空は引き抜くふりをしつつ、しがみつかれている腰へとちゅ♡とちゅ♡と押し付けて前立腺を抉る。
「あ、あぁッまたイく♡ちんぽでイく♡ちんぽ気持ちぃ、ッあぅっぁあッん♡きもちいの止まんないぃッ♡」
 ベジータは嬌声を上げ足を腰に絡ませ、連続アクメをキメながらちんぽに媚びていた。達している最中もジュポジュポと音を立てながら悟空にピストンされているベジータの腰はがくがくと揺れてしまっている。
「待っ、てぇ、ッ今イってる、からぁ♡ぁ、あンっや、イく♡またイっちゃう、ぅ♡」
「何回もイっていいよ、おめえの好きなだけ気持ちよくなって……ッそしたらオラも、もっと気持ち良くなる、から……!」
「あ♡奥ごりごりって♡そこ、や、だめダメ、ぁあっんン♡も、イっちゃう、ぅ゛……――~~~ッッ♡♡」
 何度目か分からない射精を終えて、悟空は組み敷いているベジータの額に張り付いた乱れた髪を指で払う。やはりどこか遠くを見ている気がする目にはすべてを見透かされているようで、それから逃げるようにキスをした。