許されるための儀式 - 4/4

 イレブンはカミュを膝の上に抱えると、対面座位の体勢で挿入した。にゅるり……と媚穴へ挿入される感覚にカミュはうっとりと目を細め、腰を落としながら「ひぅ……ッ♡」と鳴いている。
「ん……っ♡またちんぽ来たぁ♡イレブンのちんぽ気持ちぃ♡はやく、ちんぽでいっぱい奥にずぽずぽってしてェ……♡」
「カミュ、僕も我慢できないや……」
 イレブンは生ちんぽでゆっくり下から突き上げながら、びんびんに尖ったカミュの乳首をぱくりと口に含んだ。ちゅう♡と強く吸えば途端に媚肉が締め付けてきて、イレブンは顔を歪ませる。
「カミュのなか、あったかくてうねってて……すごく気持ちいい……」
 舌で乳首を転がすたびにナカできゅん♡と締め付けてくる。もはやカミュにとっては胸は性感帯に他ならないのだろう。
「ぁうッ♡そう、か?♡じゃ、いっぱい気持ちよくするから♡あんっ♡もっといっぱい突いて♡イレブンのおっきぃちんぽ♡もっと奥にちょーだい……♡」
 言われるがままにカミュの腰を掴み、どちゅんっ♡と勢いよく腰を落とさせる。最奥までたどり着いたのが、カミュはがくがくと震えながら嬌声をあげていた。
「奥ッ奥にィ♡いっぱい来てる♡ちんぽ来てる♡いれぶんのちんぽ♡イくっイク♡ちんぽでイく♡またイっちゃう……ッッ♡♡」
 イレブンのお腹へぐりぐりとペニスを押し付けながら、ぴゅるっ♡と可愛く射精して絶頂するカミュをイレブンは深く突く。体重をかけさせながら肉壁を抉り奥を暴いて、もう知らない姿なんてない程に恋人を乱していった。
「や、ぁあん♡だめ、ぇっ♡イってる♡今イってるからァ♡だめっだめェ♡」
 駄目だと言いつつアクメしっぱなしで甘イキしている身体はびくんっ♡と震え、蕩けそうになっている。
「駄目じゃないでしょ、カミュが強請ったんだよ……それに僕のちんぽ大好きなんだよね?」
「んんっ♡そうだけ、どぉ♡ちんぽ好き……イレブンのちんぽ好き♡ひぁッ、好きィ♡でも、ッうぅ♡あぅ、あっあん♡や、やらぁっまたイク♡ちんぽでイク♡ちんぽでイっちゃうぅ♡いれぶん、いれぶん……ッッ――〜〜!!♡♡♡」
 カミュは仰け反ると再びびゅるる〜〜っ♡♡と射精し、イレブンはその後も何度も何度も腰を打ちつけた。耐えきれないカミュはぷしゃ♡ぷしゃ♡と潮を吹いた後もイかされ続け、そのままメスイキを繰り返していると何度目かの絶頂でイレブンも奥に種を叩きつけてきた。どぴゅっ!と注がれる精子にカミュはイレブンに抱きついたまま目を細め、とろんとしている顔にキスをした。

 * * * * * * *

 窓から差し込む朝日を浴びてカミュが目を覚ますと、そこには床に土下座しているイレブンがいた。
「おはよう……。お前、朝から何やってんだ?」
「いや、君が起きる気配がして……とにかくごめん、昨日も言ったけど、全部僕のせいなんだ」
「あー、それ。結局よく分かんなかったな。説明されても分かる気がしねえけど」
 カミュは重い身体を起こし、イレブンに頭を上げるように言うと自分の隣をぽんぽんと叩いた。そこに大人しく座るイレブンが可愛くて抱きしめたいと思いつつ、今は謝罪の言葉を聞くべきだろうと耳を傾ける。
「実は、ある国で変な道具をもらって……それを使ってカミュにえっちなことをしてしまいました。本当に反省しています。ごめんなさい」
「なんだそれ、やっぱり全然分かんねぇ。……あのさ、イレブン」
 カミュは項垂れているイレブンの顔を上げさせると、頬に触れてふわりと微笑んだ。
「きっかけはなんであれ、オレはお前と……その、こういう関係になれたのが嬉しいんだ。オレ、マヤのことを言い訳にしてずっとお前から逃げてた。お前はこんなオレを受け入れてくれてたのにな。それがずっと気がかりで……お前が、イレブンがオレのことを嫌いになったんじゃないって分かった時、ほっとしたんだ」
 情けないよな、と寂しそうに笑うカミュにそんな顔をしてほしくなくて、イレブンは思い切り彼を抱きしめた。「苦しいって」と笑いながら話す声が聞こえたが、とにかく今はこのぬくもりを手放したくなかった。
「とりあえず、これからもよろしく頼むよ。な、オレの勇者様?」
 返事をする代わりにキスをすれば、この想いが全部伝わるような気がした。