嘘でもかまわない
雲ひとつない青空の中で、ベジータは腹を立てていた。 と言うのも魔人ブウの脅威が去ったのちに皆が生き返り、やっとの思いで悟空と心ゆくまで戦える条件が揃ったのに、肝心の目の前の悟空からやる気が感じられないからだった。 拳を交えるたびに気を高め…
カカベジ
うんざりなんだ
腹が立つほどにまるい月を見上げながら、ベジータは月明かりだけが降り注ぐ人が寄り付かない岩場に立っていた。 謎の青年から3年後には人造人間が現れると言う話を聞かされ、今頃は各々が修行に明け暮れていることだろう。ベジータもブルマの父親が用意し…
カカベジ